選ばれる薬剤師と選ばれなくなる薬剤師の二極化が進む中、まんまる薬局の薬剤師が目指す「薬剤師像」とは?|竹内さん

2021.2.25

創業メンバーの竹内さん。
創業時のエピソードやその過程で得られたまんまる薬局が提供する価値について、今後患者様から求められる「薬剤師像」についてインタビューさせていただきました。

聞き手:株式会社FanReC 濱田(@hamadaysk

新卒当時から在宅に興味を持った理由

-ご経歴について教えてください!

2016に薬学部卒を卒業し、現在は薬剤師歴5年目となります。
もともと、薬剤師の専門性を最大限に生かすポジションで働きたいと思っていたため、病院での勤務か在宅の2つに絞っていました。

ただ、情報収集をしていくうちに、大袈裟な表現になりますが、
病院だと常に誰かがいて100点の処方を出せるかもしれませんが、在宅ではそれが難しい環境にあり、
そういった中でご自宅でもしっかりとしたコンプライアンス・アドヒアランスを保つため、
薬剤師としての専門性をより活かせると考えて在宅に携わりたいと思いました。

そのため、薬局に入社を決めました。

その後、2018年のまんまる薬局の立ち上げに関わって、現在に至ります。

創業の過程で気づいた「まんまる薬局」の大きな武器

-まんまる薬局の立ち上げに参画しようと思われたのはどんなご理由があったんですか?

「自分たちの理想を自分たちで作っていく」ことに魅力を感じました。
患者様に対して最適なサービスを提供するために、薬剤師を中心とした在宅に特化した薬局を作る。

でも、患者様も20名にも満たなかった状態で…。
信頼関係を築くところからスタートしましたが、不思議と不安はありませんでした。
むしろ新しくスタートすることに対してのワクワクの方が強かったです。(笑)

在宅で薬剤師が活躍する環境を作りたい、薬剤師の地位を向上させたいという思いから、
松岡さんにお声がけいただいて立ち上げからやらせてほしいとお伝えし、参加しました。

-立ち上げ当初はいろいろと大変な思いもされたのではないでしょうか。

全て一から作っていく中で、苦労もありましたが、一番強い印象としては、
私たちがこれまで目指して、提供してきたサービスの質が自分たちが想像していたより高いものだったことです。
私たちの中では、当たり前だと思っていたことが多くの方から感謝されることが多々あり、自信に繋がりました。
そのため、自分達で0から作る過程において、
自身の考え方や行動力に大きく影響があり、人間的にも少しは成長したのではないかと感じています。

在宅の価値である薬を渡して終わりではなく、
患者様宅に入って患者様の生活状態を見て、薬剤師から自ら提案するスタイルがまんまる流ですが、多くの方に受け入れていただいております。

これは常に向上して、進化していこうという姿勢だからこそであり、「能動的に動く」ことで初めて得られる成果なのかなと。
そもそもの土壌である患者様にとっての最適な価値を、0から関われていることは私の人生の中でも大きな財産となっています。

薬剤師が活躍する環境を作りたい、薬剤師の地位を向上させたい

-まんまるの存在意義って何でしょうか?

在宅サービスの質ももちろんですが、発信力もある薬局であるため、
外部の方が訪問薬剤や薬剤師について理解を得る機会が多いと考えています。

ケアマネージャーの方が医師、看護師、ヘルパー、医学療法士の方々と開催されているサービス担当者会議というものがあるのですが、
なぜか薬剤師だけは呼ばれていない。
原因を掘っていくと、薬剤師は呼んでも来ないとか忙しいから…と呼ばれないことが多かったのです。
要は、薬剤師は呼んでもらえる存在になっていないということに直面をしました。

実は医師は、薬に関することは薬剤師に任せたいと思っていらっしゃる方も多くいらっしゃるのですが、
ケアマネージャーさんには認知がされていない。
それは薬剤師の存在感をもっと高めていくこと、そもそも薬剤師の存在意義を発信していき、正しく認知をしていただくこと。
ここは薬剤師自身がやっていくべきことだと感じました。


患者様自身、薬局をどう利用していいのかわからない方もいらっしゃるので、私たちの発信でその点をクリアにできれば、
より訪問薬剤の発展につながると信じております。

選ばれる薬剤師になるためにまんまる薬局が目指す「薬剤師像」

-仕事をする上でのこだわりを教えてください。

責任を持つことを意識しています。
これに尽きると思っています。

法律を遵守する意識はもちろんですが、薬剤師として専門的な意見を伝えることを意識しています。
意見を聞いてもらえるようになった医師、看護師さんも増えてきました。
「そこは先生が決めてください」というスタンスではなく、必ず自身の意思を持って発言をするようにしています。

海外では医薬分業が当たり前に行われています。
診断は医師、処方は薬剤師。

日本でそれを実現するためには、薬剤師が責任を持った言動が求められると思っています。

-今後実現したいことはありますか?

・ボランチの地位確立により在宅に興味がある薬剤師のハードルを下げたい。
・大きな病院の薬剤部と連携し、入院⇆在宅間での情報共有を行いたい。
・他の薬局と連携をとり、在宅を広めたい。
・個人的にはケアマネジャーや管理栄養士の資格をいつかはとりたい。

です!(笑)

この業界はマニュアルというものが合ってないようなものです、
患者様の状態によって変わるので、マニュアル化することは難しいという側面があります。
まんまる薬局で目指すクオリティが高いサービスを提供するために必要なことは?という視点を常に持ってマニュアル化できるところはして、
それ以外の部分は薬剤師がそれぞれ作っていくという発想が大切だと思っています。

ピッキングなど薬剤師ではなく、非薬剤師でもできるような業務が増えてきました。
結果、薬剤師の数は減ってきます。
そのため、価値提供ができる薬剤師だけが残っていくと思っていて、その価値とは?について日々考えている。
ある意味選ばれる薬剤師と選ばれなくなる薬剤師の二極化が進むと思っているので、
まんまる薬局の薬剤師として、どんな価値を提供していくのか?は重要なテーマだと思っています。

<まとめ>
・薬剤師の専門性を最大限に生かすポジションを探していて、在宅に興味を持つ。
・まんまる薬局を創業するとき、苦しさよりもワクワクの方が強かった。
・在宅で薬剤師が活躍する環境を作りたい、薬剤師の地位を向上させたい。
・「進化していく姿勢」、「能動的に動く」ことが常に求められる。
・ドクター任せにするのではなく、薬剤師として責任を持つことを意識している。
・選ばれる薬剤師と選ばれなくなる薬剤師の二極化が進む中、
 まんまる薬局の薬剤師として、どんな価値を提供していくのかが重要なテーマである。

株式会社hitotofrom まんまる薬局では薬剤師、ボランチなど幅広くメンバーの募集をしております!
会社見学もウェルカムですので、興味をお持ちいただいた方は”TwitterのDM”よりご連絡をいただければと思います☆